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歯周病の検査について(口腔内写真、x線写真編)

2018.06.08

歯周病の検査について(口腔内写真、x線写真編)のアイキャッチ画像

豊中市少路駅近くの歯科医院、少路かねこ歯科医院の金子です。

今回は歯周病の検査について書いてみたいと思います。

みなさんが歯科医院を受診した際に様々な検査を受けると思いますが、それがどういった意味を持っているのか、わからないこともあるのではないでしょうか?その疑問に答えるために、今回は歯周病の検査を一つずつ説明したいと思います。

口腔内写真

まずは口腔内の写真ですが、5枚程度の写真を口腔内の撮影に適したセッティングのカメラで撮ります。これは現在の歯の肉眼的な状態、歯の位置、色調、かみ合わせの状態等々を画像として記録を残すためですが、歯周病に限らず歯科治療全般的において行う検査の一つです。

歯周病の分野においては歯肉の色調、炎症の肉眼所見、歯肉の形態を特に注意してみています。一般的に歯周病に侵された歯肉は赤みが増していますが、治療するにあたって、より赤くてぶよぶよしている歯肉のほうが治療効果が早期に現れやすい特徴があります。一方で歯周病は進んでいるがゴツゴツして一見健康そうに見える歯肉は治療の効果がでるのに時間がかかることがあります。

赤くてぶよぶよした歯肉を浮腫性の歯肉、固くてゴツゴツした歯肉を線維性の歯肉と専門的には呼んでいます。

 

次はX線検査です。

一般歯科診療においては

パノラマx線写真

このようなパノラマX線写真と呼ばれる写真を取ることが多くあります。みなさんも何度か目にしたことがあるのではないでしょうか?

パノラマX線写真は口腔内の状態を俯瞰的に見るのには適していますが、歯周病の治療においてはもう少し鮮明なX線画像を診断に要しますので、

デンタル14枚法

このようなデンタルx線写真と呼ばれる、小さなx線写真を10枚から14枚程度撮影いたします。一歯一歯ごとが詳細にわかるようなx線写真を全体的に撮影するため、撮影者側としては非常に手間がかかりますが、そこから得られる情報はパノラマX線写真と比べて多く正確な診断をおこなうことができます。

x線写真では歯の形態、歯の萌出方向、う蝕の状態、歯の修復物の状態、根管治療の状態、歯槽骨の状態などがわかりますが、歯周病においては歯槽骨の状態を特に注意してみます。

これは歯周病の模式図ですが、歯の右側が歯周病が進行した状態を表しています。

図からもわかるように歯周病は進行すると歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)と呼ばれる骨が失われていく病気です。

x線写真ではその骨が失われた程度を判断することが出来ます。

歯周病によって失われた歯槽骨

歯周病の検査は、他にも歯周ポケット検査、BOP、動揺度、分岐部病変の検査とありますが、次回以降に書いていきたいと思います。

 

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